한국의 주택사정・・・韓国の住宅事情
今回は、関連記事として韓国の住宅事情について、チョットだけ。
韓国では、その人口が主要都市に集中しています。
主な都市を見てみると、おおむねソウルが1,000万人、釜山350万人、仁川(インチョン)・大邱(テグ)が各250万人、その他100万人台の都市が5市、この9都市で全人口の50%以上を占めています。日本も似たり寄ったりですが。
人口が大都市に集中していることから、住宅事情は厳しく、そのほとんど(人口比)が中高層マンション、一部富裕層がコンクリート戸建住宅だそうです。

高層マンションとコンクリート戸建て住宅(釜山市)・・長崎の斜面住宅によく似る。違うのは屋根のない(陸屋根)戸建て

大企業「現代」(ヒュンデ)グループの社宅

郊外の農地の中に建ち並ぶマンション群

高速道路のインター近くのマンション群

都市の中層社宅(三益テック?)

車窓の写真で流れてしまいました。
農村や漁村に行くと上のような昔ながらの造りの家屋も残っていました。
でも、木造ではなくコンクリートだと思います。柱のように見える木は、飾り?

都市の2階建て家屋・・コンクリート
構造材(柱、桁、梁)に木材を使わないので、木材はもっぱらフローリングや壁材として使われます。
床暖房(オンドル)が普及している韓国では床に板を張るのは歪の関係で結構難しいし、壁もコンクリートの打ちっぱなしが過去には多かったようです。趣味の問題もありますが。

郊外に行くと、ログハウス風の住宅がありました。

表から見えるログの材料は、ロシア産のカラマツの丸太を半割にして使っています。
韓国には、木造住宅を建てる大工さんが居ませんので、ロシアの大工に指導を受けて建てたそうです。造りはかなり粗雑です。
このような家屋は、結構裕福な層のセカンドハウス用に売り出していますが、もちろん普通の住居として購入する人もいます。

腰壁には、スギ板を使っています。この杉が日本から輸入したものです。


内装材、特に床材には、従来硬い南洋材を使っていましたが、このところヒノキが人気なのです。
以前は、ヒノキ・スギは柔らかくて傷がつくとして敬遠されていました。
本当に高級な木造住宅は、日本にもあるアメリカンハウスやカナディアンハウスを建てています。カーペンターがアメリカ、カナダから来て直接施工します。
日本でも、もっと国産の木材を使って、日本の森林を元気にしてほしいですね。
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| トピック | 00:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑
みいぼ さん
> 韓国は山や森がすくないのでしょうか?
>
> 日本の林業は今 細々と、の印象がありますが
> 資源の少ない日本、森林資源を今後生かして 世界に打って立つ方法はないのでしょうか?
> 森林資源が欲しい国も有るはずでしょうけれど、、
> でも 高いのかな 他の産出国と比べたら
韓国は世界大戦で森林が被害を受け、更に朝鮮戦争でも戦火に見舞われ、結果、韓国は森林のほとんどが消失しましたのです。
もともと石英斑岩の岩山が多く、土壌的にも条件がよくないので、松が植えられていましたが、戦後も森林復旧に松が植えられました。
近年はずいぶん森林が復旧していますが、日本の森林に比べ疎林(樹木間の間隔が広い、うっそうとしていない)で、成長も悪いようです。ですから、木材のほとんどを輸入に頼っています。
日本の林業は非常に停滞しています。
その理由は・・・戦後の木材不足→木材輸入政策(木材関税撤廃)→円高政策(プラザ合意)→輸入の増大→木材価格の下落→自給率の低下→林業の衰退
日本の森林はどんどん成長していますが、木材として利用しているのは、毎年成長している量の3分の1以下なのです。
経済成長が著しいアジアの諸国では木材が不足し輸入が増えています。中国、インド、台湾、韓国がその主な国です。
日本国内の需要を伸ばすとともに、これらの国々への木材輸出を促進することが、日本の森林・林業の生きる道ではないでしょうか。
| つしまひのき | 2012/01/30 12:42 | URL |