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ながさきの森林(もり)

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全ての人に食べ物を・・・セカンド・ハーベスト・ジャパン

東京、上野の森

都美術館を出ると、ある一定の方向に歩いている人々がいた。
ひのきも引き寄せられるように、その方向に歩いていくと、多くの人が集まっている。
ベニヤの看板が立っていて、説明が書いてあった。
説明書きを写真に撮ろうと、カメラを構えると一人の男性が駆けてきて「写真はダメだ!」と叫んだ。
「人は撮らないから、看板だけ撮らせて」と頼むと、「それもダメだ」と。

既にシャッターを1枚だけ切っていた。

P6301816-1.jpg

NPOの「セカンド・ハーベスト・ジャパン」という組織が、食料の炊き出しをしていたのです。

P6301816-2.jpg

P6301816-3.jpg

様々な理由で流通できなくなった食品を無償で引き取り、それを生活困窮者や路上生活者に無償で届けているのです。
東京のような大都会では、このような炊き出しは珍しくないのでしょうが、地方のひのきとしては初めて見る光景だったので、大変興味深い出来事でした。
ひのきのコメントは無用なので、セカンド・ハーベスト・ジャパンのホームページの一節を紹介します。

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セカンド・ハーベスト・ジャパンとは?

セカンドハーベスト・ジャパンは食品製造メーカーや農家、個人などから、まだ充分食べられるにも関わらずさまざまな理由で廃棄される運命にある食品を引き取り、それらを児童養護施設の子供たちやDV被害者のためのシェルター、さらに路上生活を強いられている人たちなどの元に届けるフードバンク活動を行っています。セカンドハーベスト・ジャパンは、日本初のフードバンクです。

セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)は、日本には社会生活の中で安全で十分な栄養含む食べ物を手に入れることのできない、「フードセキュリティ=食糧確保」が欠けている状況に暮らしている人々が少なくとも65万人はいると考えています。

同時に、東京では毎日6000トンもの食料が廃棄されています。もし、私たちがこの食料の廃棄を防ぐことができ、この6000トンの食料のうちのほんの一部でも配布することができれば、何十万人もの人が食べ物を手に入れることができます。
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COMMENT

シンマイタヨリ さん

いつもありがとうございます。
長崎でもこのようなのは聞いた事がありません。
田舎なのでしょうね。
田舎ではみんな助け合って、こんな事態にはなりませんもんね。

こんな光景は、報道もし辛いようです。
上野で、報道が石を投げられたから、おまえも早く立ち去った方がいいよ、ホームレスの人に言われました。

| つしまひのき | 2012/09/13 14:56 | URL | >> EDIT

mariyakko さん

おっしゃる通りです。
近い将来、食料需給は大変なことになります。
温暖化による気象変動は、直ぐにでも飢饉が襲ってきても不思議ではありません。

食べ物を「頂きます」「ごちそうさま」と大事にする心をまず養うべきですね。
ひのきが子供の頃、遠足などで食べきれないものが出ると、「神様、ごめんなさい」「また戻ってきてください」という意味の言葉を言って山に捨てて(戻して)いました。

mariyakko さんのように、料理に精魂込められる方は食材も大切にしていらっしゃいますね。
毎日お店を食べ歩き(食べ散らし)、ブログであの店この店どうこうだったと批評する人たちに、爪の垢を飲ませてあげたいです。(失礼、爪に垢はないですね)

| つしまひのき | 2012/09/13 14:36 | URL | >> EDIT

yokoblueplanet さん

日本の社会環境においては、少なくとも子供たちに飢えを与えることは無いと信じていますが、親の虐待による飢えはたくさん報道されていますね。
食料の不足による飢えではなく、意識的または配分の不平等に起因するもので、改善は容易でしょう。
外食産業から出る食べ残しも、何らかの改善を要する課題ですね。
ブログの世界にも多いですが、毎日食べ歩いて、どこの店がどうだったああだったと・・・信じられません。

| つしまひのき | 2012/09/13 14:15 | URL | >> EDIT

リィママ さん

働く場所を確保するのが先決ですね。
食糧の配給が労働意欲を減退させるという意見もあり、そうだなと思います。
ただ、個人個人の事情や環境、意欲などを判断するのは極めて困難で、その領域まで踏み込めないところもあって難しいですね。

| つしまひのき | 2012/09/13 14:01 | URL | >> EDIT

ノリーダヨさん

傷物を提供したからといって、別に企業イメージを損なうことは無いと思いますがね。
どうせ廃棄するものを有効に活用できれば、イメージは良いと思います。
働く場所を確保することが一番ですね。

| つしまひのき | 2012/09/13 13:54 | URL | >> EDIT

ビックリ!!

おはようございます。
人口の少ない田舎ではこの話題にびっくりです。
災害時の炊き出しみたいですね。
ホームレスの話はよく耳にしますが・・・
都会の華やかさの陰に隠れて
高知までこの映像は届きません。
なぜ豊かな日本でこんな光景なのか考え込みました。

| シンマイタヨリ | 2012/09/12 10:35 | URL |

こんにちは☆
そういった活動があることは知っています。毎日大量に廃棄される食品。。。
一方で貧困に喘ぐ子供達はたくさんいるんですね。
NPO法人等、個々の団体での取り組みももちろん大切ですが、
国をあげて、この”エネルギーの無駄遣い”対策に取り組んで欲しいですね。
まず私達に出来る目先の事は、食べ物を残さず全部食べる。粗末にしない事でしょうか*:.。.*:+☆無駄使いしなかった食品は回り回って必要な人に渡るでしょう( n´∀`)nポチです〜

| mariyakko | 2012/09/12 09:16 | URL |

子どもたち

こんばんは。
日本だとホームレスの方々の食事が話題になりますが、アメリカだと低所得者層の子どもたちがひもじい思いをしている場合が多いので、身近にあるスーパーなどで食糧の寄付を募っていることが多いです。
日本でも子どもたちを飢え死にさせたりとかのニュースが流れるようになっているので、潜在的にひもじい思いをしている子どもたちが増えているのでしょうね。
行政の手の届かない所へどのように手を差し伸べるか、、、核家族化の進んだ社会のこれからの課題ですね。

| yokoblueplanet | 2012/09/11 17:45 | URL |

ホームレス

おはようございます。
東京はホームレスの方が多いですよね。
職場が上野に近かったので、沢山見かけていました。
上野に限らずあらゆる駅や公園・橋の下に常連さんがいました。
嫌だなぁっていつも思っていたのは、ペットを使って物乞いをしているおじさん。
至って元気そうなおじさんです。


病気などで本当に働けない場合は、弱者ですので救済するのは当然です。
でも果たして全員がそうでしょうか?
行政は、ホームレスや生活保護受給者などへの対応を真剣に考えてほしいものです。

働く場所があれば社会から自分が必要とされてる実感が持て、生き甲斐にもなるでしょう。
「食」は命を繋ぐ為にもちろん大切ですが、社会との関わりを持つ「職」も変わらないくらい大切だと思います。

| リィママ | 2012/09/11 09:50 | URL |

おはようございます

素晴らしい活動をしているNPO法人さん、
それに比べ今の政府は 何をやっているんですかねぇ!
実は沖縄にも同じような活動をしている牧師さんがいるのです、教会とNPO法人をもっていて、週末の公園での食の提供・ホームレスへの宿泊も教会で受け入れ、農園の運営等で、働く場所の提供もしているのです!
やはり、商品にならないキズものの缶詰などを企業等から提供してもらっいますが、その企業は、ものは提供するが企業名は出さないでくれというのだそうですよ、キズものを出していることを知られたくないようです!

| ノリーダヨ | 2012/09/11 08:32 | URL |















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