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ながさきの森林(もり)

--------------------------------------------------森林、長崎、対馬、興味深い出来事、ヘェ~な話

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クネクネ手すり、クネット・・・佐世保発ユニバーサルデザイン

階段の手すりがクネクネと曲がっているのを、一度は見掛けたことがおありでしょう。

DSCF4491.jpg
長崎空港で・・・階段上から

波状に曲がった手すり。
この手すり、長崎県佐世保市の企業が開発したものです。
その名も「クネット」。

DSCF4490.jpg

普通の手すりは一本の棒で、階段の傾斜と平行になっています。
これが手首の角度が不自然になり、滑りやすく力が入りにくいのです。
トイレなどに設けている手すりは、縦と横の組み合わせ、あるいはL字型です。
L字の連続がこの形状になっています。

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(クネット・ジャパンのサイトから)
階段の昇りは、身体を斜め上に引き付け易く

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(クネット・ジャパンのサイトから)
降りのときには、杖の代わりになり身体を支える

つしまひのきも少々足が不自由で、階段の上り下りには苦労をします。
この手すりはとても握りやすく、上り下りが楽ですね。
握力が弱いお年寄りにも、握りやすい形だと思います。
階段のないのがベストですが、誰もが安全で使いやすくのユニバーサルデザイン・コンセプトが生きています。

このような製品が田舎の都市で考案開発され、全国的に広まりつつあるのは地方からの発信例として喜ばしいと思います。
がんばれ地方、がんばれ田舎!


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平戸松浦藩門外不出の銘菓・・・カスドース

平戸を代表するお菓子と言えば、「カスドース」と「ごぼう餅」です。
どちらも平戸藩主松浦家の茶菓子として伝えられたものです。
ごぼう餅はいわゆる「ういろう」で、黒糖を使うので色は黒っぽく、形は棒状で牛蒡に似ることから「ごぼう餅」の名が。過去には牛蒡を使ったとも言われますが、定かではありません。

牛蒡餅
「牛蒡餅」(牛蒡餅本舗「熊屋」さんのサイトから)

写真の左端がオーソドックスな牛蒡餅。右端もありましたが、中三種の色は昔はありませんでした。
モチっとした食感と、ほの甘い牛蒡餅は庶民のお菓子として小さいころからよく食べていました。

「カスドース」は少し事情が違います。
先日、「カメラのたかた」さんを訪問した際、すぐ近くにカスドースの「蔦谷」がありますので、立ち寄りました。
前回は「カスドース」売り切れでしたが、今回はバラ売りが7個ありましたので連れ七人分買い求めお店で食べさせていただきました。

P5191106.jpg

写真撮る間もなく、中身がない!
お店の陳列用を撮らせていただきました。

P5191107.jpg
黄金色のカスドース  
 
1500年代、平戸に出入りしていたポルトガル商船で渡来したキリスト教宣教師達によって伝えられた南蛮菓子の中にこの「カスドース」があったと言われています。
当時の日本では口にすることが難しかった鶏卵や砂糖をふんだんに使い、手間をかけて造られる、この黄金色もあざやかな「カスドース」は、平戸藩門外不出の菓子として扱われ、庶民は食べられない幻のお菓子であったと言います。

製法は「焼き上げたカステラを冷ました後に、カステラの茶色の表面を落とし、大きめのマッチ箱ほどの直方体や短冊型に切り乾燥させる。溶いた卵黄にくぐらせた後、鍋で熱した糖蜜の中で揚げるように浮かべて表面の卵黄を固め、砂糖をまぶして冷ます。」というものです。

庶民の私でも、50年以上前に食べた記憶がありますが、色がきれいで大変甘かったとの印象が残っています。
50年ぶりに食べたら、意外なことに、濃厚でしっとり感はそのままですが、しつこい甘さはなく、現代風に甘さ控えめなのかなと思ってしまうくらいで、ペロッといただきました。
高価だと思っていたカスドースが1個168円とは、これも意外でした。


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ジャパネットたかた・社長のルーツ・・・髙田冩眞館

「ジャパネットたかた」の髙田社長は長崎県平戸市のご出身。
つしまひのき も同郷です。
髙田社長は1948年のお生まれで私の1歳年上、小さな町でお互いの家は数百メートルしか離れていなかったので、何らかのコミニュケーションはあったはずですが、記憶にありません。
というのも、私が小学校に上がる直前に父の仕事の関係で隣島の生月島に引っ越したために記憶が消え去ったのでしょう。
当時、「髙田冩眞館」という写真屋さんがあったことは、父の趣味が写真で髙田冩眞館のネーム入りネガカバーがたくさんありましたので知ってはいました。
その髙田冩眞館さんの御曹司がジャパネットの髙田明社長なのです。
お墓参りに先週平戸へ行ってきましたが、無くなったと思っていた髙田冩眞館がまだ(失礼)ありました。

P5191111.jpg

店の名前は「カメラのたかた」ですが、正真正銘の「髙田冩眞館」です。
さすがに「ジャパネットたかた通販商品直売店」との看板も懸かっています。

父もアマ写真では賞(田舎のフォトコンで)を取るほどの腕前で、今も髙田冩眞館の名前の入った副賞がいくつかありますので、髙田社長のお父上とは親しくしていたのでしょうが、ジャパネットが有名になったのは父が亡くなって暫く経ってからのことなので父はこのことを知りません。

FMVA40GBJ-120511.jpg

ジャパネットは当初地元ラジオ局でのラジオ通販でスタートしました。
初めてラジオで聞いたときには、この人、日本人ではないなと思ってました。それほどの変な訛りでしたから。
今もそうですが(笑)
その訛りと、あの甲高い声での商品紹介は、ラジオだからこそのインパクトがあり、購買意欲をそそられたものでした。

東京ではなく、地元佐世保市に本社を置いて、地域の雇用を図り、故郷に貢献しようとする髙田社長の姿勢には頭が下がります。

長崎県のもので全国的に知れ渡っているもの → ジャパネットたかた、リンガーハット、タラミのゼリー、文明堂のカステラ(東京じゃないよ)、サッカーの国見高校、高校野球の青峰高校、諫早干拓、平戸のカスドース?、でんでらりゅーばの歌・・・・・ちゃんぽん、皿うどん(忘れていないよ! 順天姉様)


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懐かしき小学校の講堂・・・波佐見町立中央小学校

長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)郡 波佐見(はさみ)町は400年の歴史を持つ陶磁器の町で、波佐見焼のブランドで知られています。
長崎県では珍しく海がない町です。

その波佐見町の町中央部に古い木造洋館があります。
昭和12年に建てられた、波佐見尋常高等小学校の講堂兼公会堂です。
昭和51年に町立中央小学校講堂となり、平成7年に学校が新築移転するまで、町民に親しまれながら利用されてきました。
平成22年1月に貴重な木造洋館として国の登録有形文化財に指定されています。

P4291515.jpg

町教育委員会の案内表示によると、
「和洋の要素を取り入れた玄関ポーチは風格があり、吹き抜けとなった中央部と低い天井の部分からなる内部空間は、教会堂を思わせる落ち着いた雰囲気を持つ。音響的にも高い評価を受けている。木造洋館としては九州最大規模を誇り、非常に貴重な建築物である。」

波佐見小講堂
 建物の内部 (大分むぎ焼酎「二階堂酒造」のCMより YouTube)

前回来たときは町民のイベント(コンサート)をやってて内部が覗けましたが、今回は鍵が掛かっていましたので、「二階堂酒造」のCM動画から静止画をお借りしました。
とてもいい雰囲気です。音響も良さそうですので、室内楽のコンサートを聴いてみたいです。
「ありがとう・・・」そのとおりです。

P4291517.jpg

75歳のご高齢で外部はかなり痛んでいます。
窓ガラスも割れたものが多く、波板で覆っています。
保存が決まっているので、改修の計画はあるのでしょうが、早くしないと痛みが更に進んでしまいそうです。

P4291518.jpg

時計は後年付けられたのでしょうが、文字盤は消えてしまっています。

P4291520.jpg

古い建物が、危険だから、修復維持に金が掛かるから、と簡単に壊されます。
単なる懐かしさ、回顧主義ではなく、貴重な文化遺産として残すべきは残すことが大切だと思います。
そして、住民が大切に使って親しむことも。

レンガや石造りの建物でもっと古いものはいくらでもありますが、対馬ひのきとしては木造というところと、ずーっと町民に使われてきたところにこの建物の意義を感じます。
この建物を壊さなかった波佐見町と町民に敬意!!


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ヒトツバタゴの花・・・長崎水辺の森公園

GW直前のこと(4/24)、古い話ですみません。
いつもの水辺の森公園にヒトツバタゴの花が咲いていました。
この公園に、この樹があるとはこれまで気づきませんでしたが、たまたま通りかかったら白い花が。
ヒトツバタゴは何の変哲もない樹木なので、花が着いていないと気づきません。

DSCF4477.jpg

「ヒトツバタゴ」 「ナンジャモンジャノキ」 「ウミテラシ」 この3つはいずれも同じ樹の名前で、正式な和名はヒトツバタゴです。
ヒトツバタゴは、モクセイ科の大陸系の樹木で、長崎県対馬に群生地(天然記念物)があり、岐阜県などに単木で点在しています。その他の地域のものは自生ではなく人工的に植えられたものです。
岐阜県のそれも、元々は防人が対馬から持ち帰ったものと信じていますが、なにせ1300年前の大昔ことなので、ここは自生といってもいいでしょう。

●ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ)・・・複葉のタゴ(トネリコ)に似た一つ葉(単葉)の木
●ナンジャモンジャノキ(なんじゃもんじゃの木)・・・なにやら見たことのない名前の分らない木
●ウミテラシ(海照らし)・・・対馬の群生地では、満開のとき海面を白く照らすことから

DSCF4482.jpg

この木はまだ幼木なので、花の量は多くありません。
大きくなると花に葉が隠れて、木全体が白く見えます。

ヒトツバタゴを庭に植えているのを時々見かけますが、庭に植えてはいけません。
20メートルほどの高さに成長しますので、将来持て余すことになりますし、剪定すると数年は花が着かなくなります。
広大な庭をお持ちの方は、どうぞ植えてください。

DSCF4478.jpg
近くで花を見ると、清楚で可憐です

過去の関連記事はこちら→ヒトツバタゴ


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今年のサクランボは甘い・・・でも孫は嫌い!

GW直前から、庭のサクランボが色づきました。
苗を植えて10年くらいで3mほどの高さになり、3年位前から本格的に実をつけています。
樹が成熟したからか、今年のサクランボは粒が大きく、これまでになく甘い実です。

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植えた時のことを忘れてしまい品種を覚えていませんが、勝手に「佐藤錦」と信じています。

P5031530.jpg

妻も私も「今年のサクランボは特別に甘いね」と食べていたのです。
ところが、2歳になる孫が食べないのです。
初めてのサクランボだったので、一旦口には入れましたが、直ぐに吐き出してしまったのです。
丹精こめた爺としては、がっかり┌(_ _)┐

孫の好物:アジの塩焼き、人参、椎茸、こんにゃく、おきゅうと、海藻類、新玉ねぎの生スライス・・・老人食か!
孫の嫌いなもの:肉、イチゴ、サクランボ、トマト・・・トマトは分かるが、イチゴやサクランボが嫌いな子がいるか!

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仕方なく、爺と婆とで腹いっぱいになるまで食べて、ジャムを作って、あとは小鳥さんに大盤振る舞いだ!
持ってけドローボー (T_T)


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ぽかぽか陽気の水辺の森・・・2012長崎帆船まつり

2012長崎帆船まつりが開催された長崎港岸壁の前「長崎水辺の森公園」ではポカポカ陽気に誘われた多くの家族連れが、帆船の姿を愛でながら思い思いに芝生でくつろいでいました。

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帆船あり、豪華客船「ダイアモンドプリンセス」ありで、眺めるだけで海のロマンを楽しんでいます。

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ロシアの練習船「パラダ」の訓練生もデッキでくつろいでいます。
訓練生たちは、まだ少年というか子供のような風貌です。

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仲間と語らうもの・・・

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ひとり物思いに・・・

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意志の強そうな、未来の船長さん・・・

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陸では、強い日差しを避け木陰で家族と過ごす。
平和な春の一日でした。


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| 海のこと | 15:48 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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