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ながさきの森林(もり)

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ヤドリギでない宿り木

キリスト教系の「ウエスレヤン大学」が諫早市にあります。
ホワイトハウス風の建物があるお洒落な大学です。

DSCF4390.jpg

ある日、用があって大学を訪れると、キャンパスに珍しいものが。

DSCF4421.jpg

ヒノキの幹から何やら生えています。
やや傾いたヒノキの幹からヤドリギではなくツゲの木が生えているのです。
幹の節跡か何らかの窪みに、野鳥の糞にあった種が入ったのか、人が故意に種を入れたのかは定かではありませんが、そこから芽吹いて大きく育っているのです。

DSCF4425.jpg

通常は種が発芽しても後に枯れてしまうのですが、よほど条件が良かったのか、ヒノキがツゲの木をペットにして大事に育てたのか。
ツゲはもともと成長が遅いので緻密な材(ツゲの櫛は有名)が取れるのですが、この木の場合土のないところで育っていますので、成長はもっと遅く最低10年以上は経っているでしょう。
宿主のヒノキが35~40年でしょうから親子といったところです。
知り合いの教授に尋ねると、当然のごとく存在をご存知でした。

ツゲの根がどうなっているのか、CTスキャンで見てみたいですね。

本物のヤドリギは下の写真。

DSCF4123.jpg
やどりぎ

ヤブツバキに寄生したヒノキバヤドリギ。
長崎県で見られるのはこのヤドリギがほとんどです。
ヤブツバキが老木になると、樹勢が衰えるためかヤドリギが寄生し易くなるようです。


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