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ながさきの森林(もり)

--------------------------------------------------森林、長崎、対馬、興味深い出来事、ヘェ~な話

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セイル・ドリル 日本丸・・・2012長崎帆船まつり

長崎帆船まつりに孫を連れて行きました。
幸運にも、日本丸のセイルドリルを見ることができました。
蛇足ですが、セイルドリルとは帆船が岸壁に係留されたまま帆を張る訓練で、イベントなどでも今回のように披露されます。

展帆 1

まず、マストに訓練生が登り、帆を張る横木(ヤード)に貼り付きます。
メインマストは高さが50メートルあるそうですよ。
写真はクリックして拡大してみてください。
ヤードにロープで固定している帆をはずしています。

展帆 2

教官は靴を履いていましたが、訓練生は素足です。
土ふまずでロープを踏み、感覚を研ぎ澄ますのだとか。ロープが足の裏に食い込みとても痛いそうです。

展帆 3

片手は自分を守るため、もう片手は船のため、と言っていました。
写真の右から2人目は女子訓練生です。

展帆 4

帆が解放され、垂れ下がって来たらマスト、ヤードでの作業は終わりです。

展帆 5

空中での作業が終わった訓練生はマスト伝いに降りてきます。

展帆 6

全員がマストから降りたら、次はロープを操って行う展帆(てんぱん)作業です。
重いロープを引っ張るので、ヨイショ! ヨイショ!の掛け声で力を合わせます。

展帆 7

一番下の帆を残して、下から順番に上の方へ張っていきます。

展帆 8

全ての帆を張り終えました。
青空に白い帆が綺麗です。

展帆 9

緊張の連続だった訓練生にも笑顔が。

展帆10

今回の展帆訓練は今の訓練生にとっては5回目で、全ての帆を開いたのは今回が初めての経験なのだそうです。
教官にも事故なく展帆した安どの表情が。

展帆11

展帆している間は、帆が突風を受けて船が予期しない方向に移動しないよう、タグボートがスタンバイしています。

展帆12

船首方向から見た展帆の状況

展帆13

最後に観客に向かって、帽子を上げてご挨拶。
観客からは盛大な拍手が沸き起こりました。

海の男と言いますが、今回は女子の訓練生がたくさん居たのには驚きました。
海の女の時代も近い? いえ、もう来ているのかも。


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| 乗り物 | 12:38 | comments:25 | trackbacks:0 | TOP↑

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サムライ・ブルーの龍馬・・・島原に立つ

島原市杉谷の芝桜公園を見たついでに龍馬像を見てきました。
高さ10メートル、重さ3.5トンの「サムライブルーの龍馬像」が雲仙普賢岳を背にして、島原市の復興アリーナ傍に立っています。

P4221379.jpg
   雲仙岳は頂上を雲に隠しています。

2010南アフリカ・ワールドカップの日本チーム応援のために、国立代々木体育館に設置されていた龍馬像を、日本サッカー協会とアディダスジャパンが島原市に寄贈したものです。
島原は、勝海舟と坂本龍馬が熊本から有明海を渡り、初めて長崎の地に踏み入れたところ。
龍馬たちは島原から長崎へ向かい、その帰りに島原に宿泊したと、勝海舟の「海舟日記」に書かれているそうです。

島原はサッカーが大変盛んな地で、あの県立国見高校をはじめ強豪チームが揃っています。
この龍馬像がスポーツに励む子供たちに夢を与えてくれるよう期待したいです。

懐に入れた手には、あのピストルが握られているのでしょうか。
いいえ違います。お龍さんへの土産に買った、島原名物「チェリー豆」の袋が握りられているのです。

P4221381-horz.jpg

龍馬が足を載せているサッカーボールは、adidasのシンボルとして良くできています。
そして大きいですね。(直径1メートルほど)

P4221387.jpg

龍馬のそばにも芝桜がありました。


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| トピック | 17:17 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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輝く若葉・・・新緑の広葉樹

早朝、家の向かい山の広葉樹です。
朝日に照らされまぶしいばかり。
つい先ごろまで白く光っていた山桜に代わって、常緑広葉樹の若葉が色とりどりに輝いています。
シイやカシ類、タブなど。

P4211338.jpg
    ↑画像をクリックし、拡大してみてください。

落葉樹の一斉芽吹きは綺麗ですが、樹種がシンプルになりがちで、色合いにやや単調なところがあります。
常緑樹の芽吹きは樹種が様々なので、白、赤、黄、緑と大変複雑です。

P4211339.jpg
    ↑画像をクリックし、拡大してみてください。
 
この多様な彩りもそう長くはありません。いっときのショーです。


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| 森林 | 13:00 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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芝桜の川・・・雲仙普賢岳災害復興地

島原市に芝桜公園がオープンしたとのリィママさんからの情報で、さっそく行ってきました。

P4221346.jpg

とにかく広いです。
2ヘクタールと聞いていますが、もっとありそうです。
手前から奥のほうへ通じる蛇行した歩道の右に鯉が泳いでいます。
島原市は市内のいたるところに湧水があり、流れる清流には鯉が泳ぐので「鯉の泳ぐ街」として知られていることに因むデザインです。
植えつけられてから、まだ日が浅いのでビッシリというわけにはいきませんが、ボランティアの皆さんがよくぞこれだけ植えたものだと感心させられます。
正面奥に雲仙普賢岳(平成新山)が望めるのですが、あいにく雲が掛かっていました。

P4221353.jpg

高いところから見ると絵が見えますが、下に降りると広すぎて何の絵なのか?

ここは中尾川水系の砂防指定地に指定されていて、万一土石流が発生したときはこの一帯に貯留させる防災施設の一部なのです。つまり川なのです。
噴火災害のときは、直ぐ上まで火砕流が襲ってきたし、土石流も数回発生しました。
土石流が起きたら、もちろん芝桜は全滅です。
そんなことにならないよう祈りたいですね。

そして、東日本の被災地の皆さんにも、綺麗な花を愛でながら安心して暮らせるときが一日も早く来て欲しいです。

P4221358.jpg


芝桜の周辺には、ツボスミレやセイヨウタンポポも負けじと咲いていました。
こちらもいいですね。

P4221371.jpg


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| 絶景 | 14:15 | comments:18 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヤドリギでない宿り木

キリスト教系の「ウエスレヤン大学」が諫早市にあります。
ホワイトハウス風の建物があるお洒落な大学です。

DSCF4390.jpg

ある日、用があって大学を訪れると、キャンパスに珍しいものが。

DSCF4421.jpg

ヒノキの幹から何やら生えています。
やや傾いたヒノキの幹からヤドリギではなくツゲの木が生えているのです。
幹の節跡か何らかの窪みに、野鳥の糞にあった種が入ったのか、人が故意に種を入れたのかは定かではありませんが、そこから芽吹いて大きく育っているのです。

DSCF4425.jpg

通常は種が発芽しても後に枯れてしまうのですが、よほど条件が良かったのか、ヒノキがツゲの木をペットにして大事に育てたのか。
ツゲはもともと成長が遅いので緻密な材(ツゲの櫛は有名)が取れるのですが、この木の場合土のないところで育っていますので、成長はもっと遅く最低10年以上は経っているでしょう。
宿主のヒノキが35~40年でしょうから親子といったところです。
知り合いの教授に尋ねると、当然のごとく存在をご存知でした。

ツゲの根がどうなっているのか、CTスキャンで見てみたいですね。

本物のヤドリギは下の写真。

DSCF4123.jpg
やどりぎ

ヤブツバキに寄生したヒノキバヤドリギ。
長崎県で見られるのはこのヤドリギがほとんどです。
ヤブツバキが老木になると、樹勢が衰えるためかヤドリギが寄生し易くなるようです。


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| 森林 | 21:17 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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大村三十七士「楠本正隆」邸

前回、大村藩主大村家の雛飾りを紹介しました。
飾っていた所は旧大村藩士、楠本正隆邸でした。

P4011321.jpg
旧楠本正隆邸

石垣は城郭のそれと同じで、昔の石工さんの技術がしのばれます。
庭にそびえる樹齢百数十年のイヌマキはランドマークツリーになっています。
右端はヤマモモの木でこれも大きく、このお屋敷が立てられる前からあったものと思われます。

P4010724.jpg
正面入り口

P4010741.jpg
内庭から見たお屋敷

このお屋敷は、明治3年に正隆によって建てられたもので、大村に残る貴重な武家屋敷遺構として公開されています。
       開館時間 9:00~17:00 月曜休館 入館料 大人200円 小中学生100円

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前の記事写真と重複しますが、雛飾りの部屋は客間のようです。
全体的に質素な造りで、書院造の典型を示しています。

P4011311.jpg
台所
手前の炉の周りで食事をしたのでしょう。

P4011306.jpg

気に入ったのはこの欄間。
彫り物などのような派手さ豪華さはありませんが、質素な中にも幾何学的な木組みが大変美しいです。
そして、縦幅が大きく、室内の採光に役立っています。

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P4011315.jpg
 楠本正隆

楠本正隆は、天保9年(1838年)に大村で生まれ、幕末には大村三十七士(※詳しくは後段)の一人として倒幕運動に加わり、明治維新後は、数々の要職に就き活躍しました。

・明治元年 長崎府判事
・明治5年 新潟県令(知事)
・明治10年 東京府知事
・明治22年 東京市会議員、同市会議長
・明治23年 衆議院議員
・明治26年 衆議院議長


== 大村三十七士 =========================

幕末の維新胎動の中で、わずか二万七千石の小藩、大村が大きな働きをしたことはあまり知られていない。
当時、大村藩の藩論が幕府依存に傾く中、南朝武士の子孫として政を天朝に返そうとする勤皇志士三十七人が、松林飯山を指導者として密かに血盟を結んだ。
 彼らは 藩主純熈(すみひろ)の秘かな庇護の元、七年にわたり勤皇を説き続けた。その行動が藩内佐幕派の、勤皇首脳部暗殺を誘い 、1867年、松林飯山は凶刃に倒れた。しかし、この凶行が逆に佐幕派を一掃し藩論を勤皇に統一する結果となり、大村藩を挙げて戊辰戦争の先鋒として活躍することとなった。
大村藩が薩摩・長州・土佐に次ぐ恩賞を受ける事となったのは、三十七人の志士達の命を賭けた勤皇の結果であった。三十七士の中には、坂本竜馬との親交せ知られる渡辺昇、勝海舟と西郷隆盛の江戸無血開城に立ち会った昇の兄・清も含まれている。
===================================

関連サイト:竜馬たちと日本を動かした幕末大村偉人

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| 長崎 | 10:45 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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大村藩主(大村家)の おひな様

日本初のキリシタン大名・大村純忠で著名な大村藩主大村家の雛飾りが、旧暦の桃の節句に、旧家臣楠本正隆邸に飾られていました。

P4011286.jpg

お人形の高さは40センチメートルといいますから、かなり大ぶりのものです。
内裏雛だけで、「供揃い」はありません。
もともと無かったのかどうかは定かでないそうですが、現在、別仕立ての5人囃子が一緒に飾られています。

男雛が左(向かって右)に配置されています。
明治天皇の時代までは左(向かって右)が高位という伝統があったため帝は左に立ちましたが、明治の文明開化によって日本も西洋化し、その後に最初の即位式を挙げた大正天皇が西洋式にならい右に立ったことから、男雛を向かって左に置くのが一般化したそうです。

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京都で作られた名品とのこと。
華美なところがなく、穏やかで、気品に満ちた面持です。

そもそも、旧大村藩は現在の長崎市一帯も領地として治めていましたが、徳川幕府により長崎は天領として接収されました。
出島を中心とした外国貿易の富を幕府が奪ったということです。

P4011300.jpg

内裏雛の右手に5人囃子が飾られていました。

P4011287.jpg

内裏雛とのお揃いではありませんが、これも由緒ありげで、ひょっとして内裏雛よりも古いものではないでしょうか。

P4011288.jpg

お雛さまと一緒に虚子の短冊なども飾られ、しっとりした春の祭りでした。


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| トピック | 05:38 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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豪華客船、陸に上がる・・・スピード2?

4月2日、長崎港の「水辺の森公園」付近を車で走っていると、ギョヨヨー!
客船が迫ってくる。スピード2か!!!

ダイアモンド・プリンセスが春の陽気に誘われて、花見に行きたかと?

プリンセスダイア1

大丈夫、そうではないらしい。
故郷に帰って来て、嬉しさのあまりオーバーランしただけ。
びっくりさせるなよ。
さがって、さがって!

バックオーライ、バックオーライ!

プリンセスダイア2

まだまだ、さがって! バックオーライ! バックオーライ!


プリンセスダイア3

そうそう、そこがあんたの定位置たい。
それにしても、あんたはふとかね~ (太か:大きい、背が高い・・・太っているもあり。)

※上の3枚の写真は、同じ位置に停泊しているダイアモンド・プリンセスを3方向から撮ったもので、決してオーバーランなどしておりません。パイロットの名誉のために。

ダイアモンド・プリンセス
・2004年建造
・造船:三菱重工長崎造船所
・総トン数:115,875トン
・全長:290m
・全幅:41.5m


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| 長崎 | 14:10 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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春らんまん、里の花(2)・・・草花編

近所の田んぼや野原をさるく(ぶらぶら歩く)と春の草花が顔を見せています。

P3311211.jpg

棚田の畦にはレンゲ草が。
田んぼの中にもポツポツと開き始めています。


P3311227.jpg

アブラナ(菜の花)も、まだまだ元気です。


P3311229.jpg

春の七草ホトケノザも花からベロを出しています。
↑春の七草の「ホトケノザ」は、これではなく「たんぽぽ」に似た「コオニタビラコ」でした。「さぶちゃん大魔王」さんからのご指摘でした。ありがとうございました。→コオニタビラコ

周りの小さな白い花はハコベの花、これも春の七草。

フクロナデシコ
フクロナデシコ(袋撫子)

花の後ろにサッカーボールのような袋が付いているので、袋撫子と呼びます。
この通り↓

DSCF4476.jpg

実は、なでしこジャパンのネーミングはこのサッカーボールの撫子に由来しているのです・・・・・・・・・
ウソで~す

サッカーというよりも、ラグビーボールのようですね。

ナズナ(ぺんぺん草)
ナズナ(ぺんぺん草)
これも春の七草ですね。

ミヤマキケマン
ミヤマキケマン(深山黄華鬘)

まだまだ、これから草花も増えてきます。
食用になる野草も。
楽しいですね。


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| 森林 | 15:54 | comments:15 | trackbacks:0 | TOP↑

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春らんまん、里山の花(1)・・・樹木編

P3301200.jpg

ベランダから見える向かいの山のヤマザクラ
朝日に照らされ白く輝いています。

P3311207.jpg

これもヤマザクラですが、白や淡緑、淡黄、淡桃など種類によって色が違います。
花と若葉が同時に出るので、葉の色にも影響されるようです。

P3311235.jpg

近くのJR 現川(うつつがわ)駅の周りにたくさん自生するアオモジの花。
桜よりも早く開花しますので、長崎の春一番です。
間もなく散ることでしょう。

P3311233.jpg

同じ駅の横に咲くソメイヨシノ
ただいま満開

P3311253.jpg

現川の民家に咲く
陽光でしょうか?

P3311240.jpg

これはスギの雄花
これも、れっきとした樹木の花です。
茶色い部分が雄花で、こわ~い花粉がここから飛散しますが、このスギはすでに飛散が終わって花粉を持っていません。

樹木の花は、近くで見るのもいいですが、山桜のように遠くから愛でるのも風情があります。

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| 森林 | 14:35 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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