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ながさきの森林(もり)

--------------------------------------------------森林、長崎、対馬、興味深い出来事、ヘェ~な話

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宮古島・・お気に入りの花(葉?)

仕事で宮古島へ行った時に、印象的な花(葉)を見ることができました。
花をアップしたのは初めてです。

ミツバノコマツナギ
ミツバノコマツナギ   ↑ぜひクリックし、拡大してみてください↑

なんと清楚で可愛らしい葉なのでしょう。
グリーンに白い縁取り。そして、そのグラデーション。
しばらく見とれてしまいました。
名前は、ネットで検索して分かりました。
花は良く見えてませんが、豆の仲間のようで、赤い花は豆のそれそのものです。
沖縄の方のブログでは色鮮やかな花々が紹介されていますが、こんなのもあるんですね。

そのほかに見た花も紹介しましょう。
グンバイヒルガオ
グンバイヒルガオ

葉が軍配の形をしています。
北限が宮古島だと聞きました。

ランタナ
ランタナ

DSC00096.jpg
???? 芝生の中に生えてました。

DSC00110.jpg
???? ご存知の方は教えてください。

DSC00099.jpg
???? トベラかシャリンバイのように見えますが、葉肉はそれより厚いです。
白い花は散りかかっていますね。

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| その他 | 16:30 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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陸で育つアワビ・・・陸上養殖

しばらく遠のいていた海(陸?)の話題。
アワビの養殖が盛んになってきました。
それも、陸上での養殖。
もちろん、畑で育てるのではなく、海水で。

tateya

対馬市の美津島町というところにある、アワビを養殖する建物です。
この養殖棟は4階建てで、各階に水槽が設置されています。
新鮮な海水が供給できる海の傍に建っており、海がきれいなことが絶対条件です。
嬉しいことに、この建物は対馬ヒノキの間伐材で建てられました。

chigai
アワビの稚貝

まずは、稚貝を育てることから。
稚貝を育てる水槽には波板が入れてあり、その裏側には稚貝がびっしりと張り付いています。
貝の表面の緑色は、食べた海草の色が出ているのだそうです。

chigai2

yousyoku1

稚貝がある程度大きくなると、肥育用の水槽に移されます。
この水槽には「コ」の字形の雨どいのような住みかが下向きに設置され、その裏にアワビは隠れています。


yousyoku 2

「コ」の字形をひっくり返すと、このとおり。


yousyoku7

餌のワカメを入れると、上の方へ這い出してせっせと食べるのです。


yousyoku3
ずいぶん大きくなりました。もう少し大きくなってや。

yousyoku6

出荷のサイズになりました。
天然アワビが7~8年かかる大きさに3年くらいで成長するそうです。
お値段は天然物より安く、食べやすい柔らかさで人気上昇中。
天然アワビは漁獲量も少なく超高級なので、天然アワビと思って食べているアナタ、それは陸で育ったアワビかも(◎▽◎)

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| 海のこと | 13:58 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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鹿による森林被害・・・有害鳥獣駆除

シカ被害

全国的に鹿が過去にないくらい増え、その被害には大変困っています。
写真は鹿の角で皮をはがされたヒノキです。
角をこすり付けて研ぐので、こんな傷になるのです。「角こすり被害」と呼んでいます。
小さな傷ですと、樹木の治癒力で自然に巻き込んで、5年以上も経つと表から見ては分からないくらいになるのですが、写真のように大きい傷だと回復できずに腐れが入ります。
腐れはその部分に留まらず、上の方まで進むので、枯れたり、生きていても幹の中がスポンジ状になり、木材として使えません。
このような被害木は間伐をする際に優先して伐採しますが、本数が多くなると間伐で消化できなくなります。

上写真の右の木は、ヒノキの枝を幹に添えてテープで巻きつけています。写真のは巻きつけた枝が枯れて少なくなっていますが、これだけで角こすり被害が予防できます。「枝条巻き付け(しじょうまきつけ)」と呼ばれ、対馬で考案され全国的に広がりつつあります。
森林所有者はこの「枝条巻き付け」を自衛策としてやっていますが、山の木全部に巻きつけるのは到底不可能なんです。

被害2

上の写真の傷は1年経過したものですが、形成層の部分がむき出しの状態で、風前のともし火です。
鹿がなぜ増えたのかは定かでないのですが、とにかく適正頭数といわれる数を大幅に上回っているので、被害が絶えません。

そこで、頭数抑制のために有害鳥獣駆除という許可を取って、捕獲を行っています。
私も狩猟免許(わな)を持っていましたので、捕獲に参加した時のことです。
捕獲はグループで行います、あらかじめわなを仕掛け、わなの方向へ鹿を猟犬が追い込み、わなに掛からなかった鹿をハンターが銃で待ち受けるという猟です。
海へ逃げる鹿もいますので、海上では船で待ち受けます。

鹿1

ネッシー発見、それともイッシーか。

鹿2

いいえ、鹿です。

鹿3

カウボーイよろしく、投げ縄で捕まえてみると、まだ子鹿でした。
子鹿の殺生はあまりにも忍びないので、猟犬のいない山へ帰してやりました。
「大きくなってからは、容赦しないから!・・・」
動物の殺生は、もちろん気持ちの良いことではありませんが、林業者達は、やむなく鹿を駆除していることを理解してください。
それと、捕獲した獣(鹿に限らず)は必ず食べることがルールです。命を粗末にしてはいけないのです。いただきますの精神で。

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| 森林 | 19:04 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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紙一枚からの思いやり・・・木になる紙

「木になる紙」をご存知でしょうか。

林業は木材価格の低迷や働く人不足でジリ貧の状態です。
木を育てて売っても、つぎ込んだ経費は回収できないために、森林の所有者は森林から離れてしまっています。
このため森林を健全な状態に保つための間伐や手入れが行われずに、荒廃した森林が増えていることはメディアなどでも取り上げられています。
森林が荒廃すると、災害に弱くなったり、二酸化炭素の吸収力も低下し、地球温暖化防止の働きも低くなります。

間伐対比
間伐がされずに暗く不健康な森林      間伐や手入れが行き届いて明るく健全な森林

このような状況に対処する一つの方法として「木になる紙」の取組みがあります。
間伐材を紙に加工して、その売上収入の一部を森林に還元しようというものです。

写真は「木になる紙」のコピー用紙です。
木になる紙の箱

この取組みの仕組みは、
・間伐材を、森林組合などが集めて製紙会社に出荷
・製紙会社は間伐材をパルプにし、古紙パルプと混ぜて紙を製造
・この紙の売上金や販売会社の収益の一部を、森林の整備に役立てるために森林所有者に還元

間伐材を使った「木になる紙」は、今のところ消費量(生産量)が少ないので、製造コストは割高になり、製品の価格も若干高くなります。でも、少し高くても森林の保全に貢献したいという消費者がこの紙を購入しているのです。
この「木になる紙」の消費が増えれば価格も安くなることでしょう。

この取組みは、九州の行政機関と製紙・販売企業が官民共同で始めたもので、今のところ九州限定となっています。

木になる紙2
コピー用紙の箱には「木になる紙」の商標のほか「木になる紙」の目的・意義などが書かれています。

木になる紙3

木になる紙4

左は、カーボンオフセットで地球温暖化防止に貢献しているとのマーク
中は、間伐を進めようのマーク
右は、京都議定書で日本が約束した6%削減のうち3.9%を森林でまかなうというマーク(本当は3.8%だけど、後で分かったことなので修正はしないことにした)

現在、A4サイズのコピー用紙1箱(2,500枚)の売上当り50円が森林所有者に還元されており、出荷した間伐材1立方メートル当りでは1,000円程度になります。
官公庁をはじめ、企業にも少しずつですが「木になる紙」の利用が広がっています。

平成22年度の実績は、
○ 約2万立方メートルの間伐材を出荷し、A4サイズ換算で約27万箱を販売。
○ 約880万円が森林組合等を通じて森林所有者に還元。

このような取組みがもっと広がれば金銭的な面以上に、森林所有者も森林を健全に守っていくことへの誇りと意欲が湧くことでしょう。

名刺

森林還元はありませんが、間伐材を使った名刺もありますよ。

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| 森林 | 17:40 | comments:15 | trackbacks:0 | TOP↑

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大盛況!・・森林のめぐみ展示会

長崎県内各地域の森で働く仲間たちと都市の人々との交流を通じて、森林の大切さと森林・林業の役割を知ってもらうために、「森林のめぐみ展示会」が盛大に開催されました。

ご来場いただいた皆様に感謝!!m(_ _)m
その様子を紹介します。

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ここベルナード観光通りは、長崎市の中心的な商店街ですが、10:00少し前、商店の中にはまだシャッターを閉じているところもあり、人通りもまばら。
展示のセッティングを終え、ちょっと手持ち無沙汰。

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昨日、山で採ってきたネコヤナギやハラン、枯れススキ、赤い実の蔓、サカキ・・・等など
生花の脇役がずらり

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ヒノキの「まな板」一枚500円・・・安ーい。通常の木材にならない曲がったところを使ってるので安くてもいいのです。まな板はたちまち売り切れ。
ヒノキのベンチもありますよ。材料をケチらないので頑丈さがとりえ。

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人通りが増えてきました。
対馬のイケメン林業マンもこれからが頑張りどころ。

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生シイタケのコーナーには、原木から生えたシイタケが。

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シイタケってこんな風にできるんだ、ヘェ~。 子供も興味深そう。

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シイタケづくりの名人、波佐見町のKさん。おいしい食べ方や、保存の方法を説明中。
左はスギやヒノキの林の中で育てた斑入りハラン。根が付いているので植えられます。

s-P3101130.jpg

今回も、諫早農業高校の生徒さんが自分の育てた木の苗を展示。
カンペを手に一所懸命に説明しています。


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毎回人気のインテリア雑貨。山男が作ったにしては、とてもセンスがありますね。
私も一つ買いました。竹筒に生けたお花つきです。

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この雑貨は、佐世保の皆さんの出品です。

s-P3101132.jpg

木の円盤や竹筒も利用価値がありますよ。

s-P3101135.jpg
説明不要

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ゆるキャラも登場、子供に大人気。

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子供が作る木のブローチやストラップコーナー。
手前は、サイコロカレンダー

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木工コーナー。ぼくは何を作ってますか? おじいちゃん先生が二人も付いて、教えるほうも熱が入っています。
材料は無料。材料のお持ち帰りもOK。

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椿油、ぎんなん・・全部お家の山から。

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お盆やシャモジ

6時間ほどのイベントでしたが、山男たちはイキイキしてました。
自分たちが守っている森林のことや、仕事のことに興味を持ってもらうと元気になるんです。
口下手ですが、色々な説明には一所懸命でした。お疲れさま!

それから、この商店街の会長さんから「こんげんイベントは、商店街ん活性化にも繋がるけん、またやってくれんね。」とのお言葉。
実は、ここの会長さん、私の高校の同級生なんです。


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| 森林 | 12:58 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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森からの恵みをお届けします・・・森林のめぐみ展示会(3月10日)

森林のめぐみ展示会
日時:3月10日(土) 10:00~16:00
場所:長崎市浜の町 ベルナード観光通り


長崎県内各地域の森で働く仲間たちが、都市の人々との交流を通じて、森林の大切さ、森林(もり)づくりへの理解、山村の現状、森林・林業の役割を知ってもらうために、展示会を行います。
多くの皆様のご来場をお待ちしています。

2009年の展示会の様子です。(新しい写真が見つかりませんので)
DSCF3160.jpg

県内の7地域の「林業研究グループ」が、各々森林の恵みを持ち寄ります。
「林業研究グループ」とは、山村地域の森林・林業に携わる中核的担い手で構成された、やる気のあるグループです。
展示の予定は、椎茸、生花用の葉物、ぎんなん、木工品、山の恵みの細工、苗木などです。
即売もいたします。

DSCF3161.jpg
生花用の葉物。山のどこにでもある枝葉も立派な生花になります。
綺麗な模様の東彼杵特産のハランは一押しですよ。

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ヒノキを使った木工品は香りと実用性に富んでいます。
ヒノキのまな板は、毎年大人気です。

森林のめぐみ展示会
日時:3月10日(土) 10:00~16:00
場所:長崎市浜の町 ベルナード観光通り


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木を使ったインテリア小物は売れ筋です。

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森林のめぐみ展示会
日時:3月10日(土) 10:00~16:00
場所:長崎市浜の町 ベルナード観光通り


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珍しい木で作った置物は珍品です。

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毎回人気で、直ぐに売り切れる原木生椎茸。↑

木工教室で実用品を作ってみませんか?↓

DSCF3159.jpg

森林のめぐみ展示会
日時:3月10日(土) 10:00~16:00
場所:長崎市浜の町 ベルナード観光通り


皆様、ぜひ足をお運びください。


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| 森林 | 14:18 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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釜山の、気さくな魚屋のおばちゃん

韓国の食と言えば、定番は焼き肉ですよね。
焼き肉だけを頼んでも、それだけではなく色々なキムチがおまけで付いてくるのでテーブルは賑やかです。
ビールの「Hite」も旨いです。

焼き肉

フルーツもさまざまな種類があり新鮮で美味しかったですね。
フルーツ店

でも、韓国の海産物は特にお勧めです。
釜山の「ジャガルチ市場」は、わざわざソウルから食べに来るほど、新鮮な魚が有名で、生きた魚を注文して、その場で調理してもらいます。お客は、店の奥か上階の食堂でそれを食べます。

生簀

「おばちゃ~ん、今日は旨か魚のなんかあっとね?」
「あら、あんたたちゃ、日本から来なったとね。日本はどっからね?」
「隣の、長崎からたい。ジャガルチは魚の旨か~ッて聞いたもんやけん。」
「長崎んもんなら、魚のよーとれる所で、口の肥えとらすけん、こいがよかばい。」

ヒラメ

「ヒラメやかね。ふとかねー。活きのよかとね?」
「見たらわかるごと、ピンピン生きとっとよ。」
「うん、そいばくれんね。そいと、そこにおるホヤ(ヒラメの左。その手前はサザエとアワビ)もたべたかとやけど。・・長崎にホヤはおらんけん。」
「よかよか、ホヤはサービスすっけん。奥の座敷に上がって待っとかんね。」
「腹の減っとっけん、早よしてネ~ッ。」
「ネ~(はーい)」

【お断り】魚屋のおばちゃんは長崎弁を話せません。会話のイメージを長崎風にしたもので、釜山旅行で長崎弁の魚屋さんを探しても、多分見つからないと思います。


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| トピック | 23:39 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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150年前の新鋭船 vs. 超近代大型客船・・・観光丸とダイアモンドPr.

このところ、長崎は雨が数日続いています。

雨に煙る長崎港

長崎港は雨に煙っていましたが、とても静かで穏やかな雰囲気に包まれていました。
いつものように、出島ワーフの前には竜馬ゆかりの「観光丸」(オランダで復元)が停泊しています。
左奥には、煙っていますが「水辺の森公園」を挟んだ松ヶ枝埠頭に、豪華客船「ダイアモンドプリンセス」が多くのお客を乗せて里帰りしています。
どおりで、長崎市内にはお年寄りの外国の方が沢山 さるいていました。

復元船とは言え150数年前の最新鋭蒸気船と、10歳にも満たない超近代大型船が同じ港で静かに休んでいるのを見ると、隔世の感があり感慨深いし、また、長崎らしいですね。

「観光丸
観光丸
 ハウステンボスホームページより
オランダフェロルメ造船所で復元・建造
(オリジナルは1855年、オランダ国王から徳川幕府へ献上)
全長:65.80m
全幅:14.50m
喫水:4.2m
総トン数:353トン
スピード:10ノット
乗船定員:300名

「ダイアモンドプリンセス」
ダイアモンドプリンセス
cruise-collectionより
2004年三菱重工長崎造船所で建造
全長:290.00m
全幅:41.50m
喫水:8.05m
総トン数:115,875トン
巡航速度:22.1ノット
定員:乗客2,674名 乗員1,238名

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| 乗り物 | 17:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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