ながさきの森林(もり)

--------------------------------------------------森林、長崎、対馬、興味深い出来事、ヘェ~な話

<< 2012-01- | ARCHIVE-SELECT | 2012-03- >>

| PAGE-SELECT |

>> EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

ラジコンで建設機械を操縦・・・無人化工法

雲仙普賢岳の噴火で誕生した平成新山は、現在も溶岩の崩落や土石流の危険があります。
下の写真に見られるように、ガリーと呼ばれる降雨によるV字の浸食谷が発達し、その浸食谷は深いところで20メートル近くもあり、大雨で谷の浸食が拡大すると土石流となって下方に流れ下る恐れがあります。ですから、今も床固やダムなどの防災工事が続けられています。

平成新山1

しかし、工事区域のほとんどが立入禁止の警戒区域に指定されており、工事関係者も入ることができません。
そこで活躍するのが、ラジコン建設機械です。

無人1
この写真は警戒区域の外の高いところから撮ってます。

働く建設機械に人は乗っていません。ラジオ・コントロールで動いています。
縦の浸食を防ぐ床固(とこがため)と呼ばれるコンクリートの施設が何本か見えますが、これらも全て無人の機械で施工されました。

コントロール室
マシンを操縦するコントロール室・・・警戒区域外の小高い丘の上に建てられたプレハブの中にあります。

ディスプレイの映像を見ながら、コントローラを操作します。
写真では、2台の機械が動いているので、2人のオペレータが操っています。
右端のディスプレイには、上の写真と同じアングルで黄色いマシンの映像が映っています。
ここには男性のオペレータだけですが、他の現場ではオペレータのほとんどを女性でチームされたところもあるようです。腕力は要らないし、細かで微妙な操作に女性が向いているのでしょうね。

無人2
働くマシンにも、もちろんカメラが付いてますが、上写真左奥の小さなマシンもカメラを載せており、やや離れたところから異なる角度の映像を送っています。

無人化施工
平成23年度第4回事業評価監視委員会資料(国土交通省公表)から引用

工事位置
赤い丸印が、今回紹介した工事の位置です。

治山事業

工事関係での遠隔操作システム技術はずいぶん進んでいます。
福島でもこのような技術を活用して、除染作業などが行われるといいですね。もうやっているのかな?

↓よろしければクリックを
にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 長崎県情報へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

| 長崎 | 11:47 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

森で働く「マシン」たち・・・高性能林業機械

森林での伐採作業現場では、人の手で行う作業がほとんどで、究極の3K(危険、汚い、きつい)職場と言われてきました。
鋸(チェーンソー)で木を伐り倒し、枝を切り落とし、一定の長さに切りそろえ、林道まで運び出し、トラックに積んで木材市場へ運ぶ。
昔は、これらの作業のほとんどを、人の手と馬などの力を使って行われてきました。
ですから、大変危険で汚れるし、重労働であったのです。
近年の技術開発は目覚ましく、人に代わって作業をする機械が多く開発されています。
傾斜や林道・作業道までの距離などの現場条件で異なりますが、一例を紹介します。

ハーベス
ハーベスタ 西海市の森林で
立っている木を掴んで伐採し、それを掴んだまま水平に倒し、枝を切り払い、幹をコンピュータ制御で望みの長さに切りそろえる機械です。
林業の伐採現場での人身事故は、倒れた木の下敷きになったり、ほかの木が邪魔して倒れない木を倒そうとして下敷きになったりするケースが多いので、このマシンを使うとそのような事故は無くなります。
写真の機械は、ロングリーチと呼ばれるタイプで、アームの黒い部分が延びて、少々離れた木の伐採もできます。
ベースになるマシンは、建設用の油圧ショベル(バックホー)でアームにアタッチメントを取り付けています。

プロ1
プロセッサー  対馬市の森林で
伐採(伐倒)作業はできませんが、枝を切り払い、幹をコンピュータ制御で望みの長さに切りそろえる機械です。
伐採作業を除くと、ほかはハーベスタと同じ作業をします。
これも、バースマシンは油圧ショベルで、アームに作業用アタッチメントを取り付けています。
写真をよく見ると、運転席のドアが開いています。何かの弾みで、オペレータが振り落とされたり、切断した木が運転席に飛び込んだりするので、ドアは必ず閉めなくてはなりません。レッドカード!!

プロ2
同上
のこくずが勢いよく飛び散ります。

スイング1
スイングヤーダ  対馬市の森林で
アームの先端にケーブル用の滑車を、マシン本体にウインチを装備しています。
林の中の立木にケーブルを張り、ケーブルに伐採した木を吊るして引き寄せます。
この機械もベースマシンは油圧ショベルです。


スイング2
同上
2本の木を吊るして引き寄せています。

フォワーダ
フォワーダ
材木をトラックが入る林道まで運びます。
荷台の上のアームに木材を掴むグラップル(ログローダ)というものがついており、これで木材を掴んで荷台に載せたり、トラックに積み替えます。
写真はクローラー(キャタピラ)タイプですが、タイヤ(ホイール)のタイプもあります。
昔は、馬で引っ張っていました。

これらの機械を使うことのメリットは、
①伐採作業中の人身事故を防止できる
②重労働を回避できる
③作業員の快適性を確保できる(運転席は冷暖房完備)
④作業の効率、スピードを高められる
などがあります。

また、労働強度が飛躍的に軽くなるので、林業作業現場への女性の進出が目覚しく、マシンのオペレータが女性のところは結構多いのです。特に若い女性が。
しかし、これらのマシンはいずれも2千万円ほどですから、どこにでも直ぐには導入できないので、長崎県林業協会というところでは、県の助成を受けリース制度を作って、マシンの貸し出しをしています。


↓よろしければクリックを
にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 長崎県情報へ
にほんブログ村

| 森林 | 18:11 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

朝鮮通信使まつり+2002FIFA・・・in釜山(プサン) 

韓国の話題が3つ続きました。それも、チョッと硬めの。
そこで、韓国(釜山)のお祭りの話題を。

朝鮮通信使に因むお祭りは日本国内の各地で行われますが、もちろん通信使の日本への入口で、とてもつながりが深かった対馬市でも盛大に行われます。
対馬市での通信使行列はこんな様子です → 対馬の通信使行列
朝鮮通信使についての解説、詳しいことは  → やさしい朝鮮通信使の話朝鮮通信使(Wikipedia)

釜山市でも朝鮮通信使行列が、釜山みなと祭り(海神祭)の一環として開催されますが、私が参加したのは2002年でしたので、今では独立しているかも知れません。

2002年というと、FIFAワールドカップが日韓共同で開催された年。お祭りも釜山での競技日に合わせて開催されました。
釜山市から対馬市に通信使祭りへの参加要請があり、参加者はワールドカップ観戦に招待するとのこと。ただし、旅費と宿泊費は個人持ち。悪い話ではないと、職場の仲間3人と参加。対馬市から総勢30数人でした。

行列出発地の竜頭山公園(ヨンドサンコンウン)に着くと、たくさんの行列参加者が思い思いにくつろいでいました。


写真撮らせて、というと・・・すぐにポーズ
「写真」はハングルで「サジン」なので、直ぐに分かります。

DSCF1313.jpg
こちらも、すぐに(^^)
みんな屈託のない、明るい少女ばかり

DSCF1307.jpg
円陣を組んで太鼓を打ち鳴らすグループに、神がかりというか、何かに憑かれたように太鼓をひたすら叩く少女。
圧倒されて、しばし聞き入ってしまいました。


中央の演台では、セレモニーや宮中音楽などの演目が。

DSCF1320.jpg

DSCF1322.jpg


それでは、そろそろ朝鮮通信使行列の出発です。先頭は騎乗の武者(通信使絵巻には「中宦」となっています)

DSCF1327.jpg

次に通信使の本列、小通詞、やり持ち、刀持、砲手、小童などが続き、写真後方の輿に正使が乗っています。
DSCF1326.jpg

美しいチマチョゴリ(宮中衣装?チャングムで見たような)のお姉さま(お母さん)も踊りながら続きます。
本来の通信使には、居なかったのでは?。
いいんです・・・お祭りですから
DSCF1335.jpg

農民も、鍬や鎌持て続きます。
いいんです・・・お祭りですから
DSCF1340.jpg

豊年だ!万作だ!! 
田楽隊も続きます。
頭にカゴ乗せ続きます。
いいんです・・・お祭りですから
DSCF1338.jpg

DSCF1328.jpg


そろそろ、釜山の中心街へやってきました。
通信使行列のズ~ッと後ろに続く、背中に「対馬」とあるハッピの一団が対馬組。
対馬の土産、携帯ストラップを配ってましたが直ぐに無くなり、見せる芸も無く手持ち無沙汰。
DSCF1345.jpg

沿道は 人、ひと、またヒト。
対馬組は、こんなに大勢のヒトを見るのは生れて初めて。
芸も無いのに、盛大な拍手を頂きました
DSCF1351.jpg

この行列に参加して、韓国の皆さんを身近に感じることができました。

韓国の皆さんは、日本に観光に来ても、日本人みたいにコソコソと喋らず、大きな声でハングルを喋ってます。
韓国人と分かったら、「アンニョンハセヨ」と声を掛けてみましょう。
必ずや、ニコッとして「アンニョンハセヨ」と返ってくることまちがいなし。
返ってこなければ、あなたの声が小さいか、・・・その人は日本人。


おまけになりましたが FIFA
通信使行列の後、ワールドカップがただで見られるとあって、うきうき気分で山に登りました
DSCF1359.jpg
試合会場の「釜山アジアード競技場」 金剛公園の金井山頂上から
ファンタスティック・ビュー!!

DSCF1385-2.jpg
フランス対ウルグァイ戦  午後8時半キックオフ
引き分け でも、いい試合でした。ほとんど忘れましたが。

DSCF1352.jpg
試合観戦が終わり、釜山市内にて焼肉で焼酎飲んで 午前0時~

DSCF1392.jpg
フランス、ウルグァイのサポーターと意気投合  酔っ払って手ぶれだらけ
・・・もう直ぐ陽が昇る。
アレッ・・日本人ひとり居ない・・


↓よろしければクリックを
にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 長崎県情報へ
にほんブログ村

| トピック | 17:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

韓国の森林の表情・・・한국의 삼림

韓国の森林についてのお尋ねもあったので、韓国シリーズの3弾目絞めとして、韓国の森林について。
実は、木材事情などの調査には入ったのですが、森林そのものには近づいてませんので、よい写真などがありません。撮れただけ少し紹介します。ご容赦ください。

ここは、釜山から車で1時間ほど西に行った港湾都市「鎮海(チネ)」。
鎮海は日本統治時代、日本海軍の軍港でもあったところで、日本でも見られないくらい桜が多く「桜祭り(軍港祭り)」は国内に限らず有名です。因みに、私の義母、儀祖父母は終戦まで軍属としてこの地に住んでいたので、桜のこともよく知っていました。

鎮海港にはロシアからのカラマツの輸入木材を見に行ったのですが、特徴的な山も見られました。(サムネイルをクリックし拡大画像を見てください)

鎮海
住家の直ぐ上から送電鉄塔が立っている付近まで松と広葉樹群です。緑の中に紅葉または落葉しているのは、ナラやクヌギです。
クヌギ、ナラはシイタケ栽培の原木として使われます。
その上の緑は松の人工林(人の手で植えられた林)で、スギも混じっていると思われます。
更にその上、頂上まではほとんど樹木が育たない岩石地(石英斑岩)で草や小潅木でしょう。枯れています。
対馬の山も同じ地質でよく似ています。

クヌギ
里山のマツ林(人工林)です。枯れたように見えるのはクヌギ林で、シイタケ栽培に使います。
韓国にはクヌギ林が多く、日本はクヌギの苗を育てるための種として、その実(どんぐり)を輸入しています。

白樺
ここは、歴史的な寺院などが多い韓国を代表する観光地「慶州(キョンジュ)」から北へ少々行ったところの、マツ林ですが、手前の方は白樺林です。
このあたりは、松茸が多く取れるそうで、立ち入り禁止の看板がいたるところに立っていました。

造林地
マツの植林予定地です。まだ苗木は植えられいません。緑の筋は苗木を植えるために、草や潅木を切り払い集積したものです。日本では「地拵(ぢごしらえ)」と呼んでいます。

海岸林
韓国東海岸のマツの防風林です。マツ林の向こう側が海で、手前の農地を風や潮の害から守っています。
韓国にも松くい虫が広がりつつあり、マツが多いので、その対策には政府も大変気を使っているようです。

韓国=禿山というイメージでしたが、禿山の時代からすると森林の造成にずいぶん力を入れていると感じました。
韓国では、道路を壊して元の川の復元や、干潟の復旧など、自然回帰への取組みが活発です。
さて、日本はどうなんだ。森林に限っては、今は優位な立場ですが、いつ追い越されるのか?


↓よろしければクリックを
にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 長崎県情報へ
にほんブログ村

| 森林 | 15:45 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。