ヘリコプターが造る不思議な渦・・ヘリ空散
6月、梅雨前ごろ松くい虫被害の予防のため、ヘリコプターで松林に薬剤を散布します。
そのときできたメガネのような奇妙な渦です。

ヘリのローターが造る風で、薬剤を下向きに吹き降ろすのですが、再び舞い上がった薬剤がくるりとメガネの渦を作りました。
普通は下の写真のようになります。

一般に「松くい虫」と呼ばれる被害は、「マツノマダラカミキリ」というカミキリムシが、「マツノザイセンチュウ」(松の材線虫)という目に見えないくらいの小さな線虫を運び、松の木に付着させることで発生します。
松に付着した線虫は、松の幹に侵入し増殖します。増殖した線虫は、水分や養分を運ぶ導管を詰まらせ、松を枯れさせてしまいます。枯れた松の木に、カミキリムシは卵を産み付け、卵⇒幼虫⇒さなぎ と育ち次の年の5~6月ごろ再び羽化します。
生きている松はヤニを出して防御するので、カミキリは産卵できません。つまり、カミキリは線虫の運び屋となり、線虫は枯れ松を提供するという、共生の関係にあるのですね。
ですから、運び屋のマツノマダラカミキリが羽化する頃を見計らって、薬剤で駆除し、共生の鎖を断ち切ろうとしているのです。
↓よろしければクリックを

にほんブログ村
そのときできたメガネのような奇妙な渦です。

ヘリのローターが造る風で、薬剤を下向きに吹き降ろすのですが、再び舞い上がった薬剤がくるりとメガネの渦を作りました。
普通は下の写真のようになります。

一般に「松くい虫」と呼ばれる被害は、「マツノマダラカミキリ」というカミキリムシが、「マツノザイセンチュウ」(松の材線虫)という目に見えないくらいの小さな線虫を運び、松の木に付着させることで発生します。
松に付着した線虫は、松の幹に侵入し増殖します。増殖した線虫は、水分や養分を運ぶ導管を詰まらせ、松を枯れさせてしまいます。枯れた松の木に、カミキリムシは卵を産み付け、卵⇒幼虫⇒さなぎ と育ち次の年の5~6月ごろ再び羽化します。
生きている松はヤニを出して防御するので、カミキリは産卵できません。つまり、カミキリは線虫の運び屋となり、線虫は枯れ松を提供するという、共生の関係にあるのですね。
ですから、運び屋のマツノマダラカミキリが羽化する頃を見計らって、薬剤で駆除し、共生の鎖を断ち切ろうとしているのです。
↓よろしければクリックを

にほんブログ村
スポンサーサイト
| 乗り物 | 16:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑