セイル・ドリル 日本丸・・・2012長崎帆船まつり
幸運にも、日本丸のセイルドリルを見ることができました。
蛇足ですが、セイルドリルとは帆船が岸壁に係留されたまま帆を張る訓練で、イベントなどでも今回のように披露されます。

まず、マストに訓練生が登り、帆を張る横木(ヤード)に貼り付きます。
メインマストは高さが50メートルあるそうですよ。
写真はクリックして拡大してみてください。
ヤードにロープで固定している帆をはずしています。

教官は靴を履いていましたが、訓練生は素足です。
土ふまずでロープを踏み、感覚を研ぎ澄ますのだとか。ロープが足の裏に食い込みとても痛いそうです。

片手は自分を守るため、もう片手は船のため、と言っていました。
写真の右から2人目は女子訓練生です。

帆が解放され、垂れ下がって来たらマスト、ヤードでの作業は終わりです。

空中での作業が終わった訓練生はマスト伝いに降りてきます。

全員がマストから降りたら、次はロープを操って行う展帆(てんぱん)作業です。
重いロープを引っ張るので、ヨイショ! ヨイショ!の掛け声で力を合わせます。

一番下の帆を残して、下から順番に上の方へ張っていきます。

全ての帆を張り終えました。
青空に白い帆が綺麗です。

緊張の連続だった訓練生にも笑顔が。

今回の展帆訓練は今の訓練生にとっては5回目で、全ての帆を開いたのは今回が初めての経験なのだそうです。
教官にも事故なく展帆した安どの表情が。

展帆している間は、帆が突風を受けて船が予期しない方向に移動しないよう、タグボートがスタンバイしています。

船首方向から見た展帆の状況

最後に観客に向かって、帽子を上げてご挨拶。
観客からは盛大な拍手が沸き起こりました。
海の男と言いますが、今回は女子の訓練生がたくさん居たのには驚きました。
海の女の時代も近い? いえ、もう来ているのかも。
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| 乗り物 | 12:38 | comments:25 | trackbacks:0 | TOP↑