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ながさきの森林(もり)

--------------------------------------------------森林、長崎、対馬、興味深い出来事、ヘェ~な話

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「ヒトツバタゴ」又の名を「ナンジャモンジャ」、もう一つ「ウミテラシ」

長崎県対馬には、ヒトツバタゴの自生林があります。ヒトツバタゴとは高木になるモクセイ科の落葉樹で、特徴は、初夏に葉が出る頃に大量の白い花を付けます。
中国大陸、朝鮮半島に自生していますが、対馬では鰐浦(わにうら)という最北端の地区に多く自生しており、五月の連休前後に一面真っ白の花を付け、それはそれは見事なものです。

鰐浦 ヒトツバタゴ
これは、1998年5月3日に撮ったもので、10日間ほど同じアングルで撮り、その内の一枚がこれです。
この写真は、森林に関する全国誌(雑誌)の表紙を飾ったものです。

右奥の白い球が見える島は、海栗島(うにじま)という、航空自衛隊のレーダーサイトがある島で、この島の約50km先には朝鮮半島(韓半島)があります。(対馬から見える韓国の写真はこのブログ内で紹介しています
ここのレーダーで捕えられた国境侵犯の不審航空機に対して、大分県の築城基地からスクランブルがかけられます。

ヒトツバタゴの別名は、名前のわからない見慣れない立派な木、あれはなんじゃ、ということで「ナンジャモンジャ」。
対馬では、白い花が海一面を照らすので、「ウミテラシ」とも呼ばれます。上の写真でイメージが伝わるのでは。
1989年に「海照らし」という松下由樹主演のNHKドラマがありました。この対馬が舞台でした。

岐阜県蛭川や愛知県にも単木的に自生している所はありますが、このような群生はこの対馬鰐浦だけでしか見ることはできません。東海地方へは、防人や秀吉の朝鮮出兵の際に持ち帰ったのではと信じています。対馬の防人は東海から多かったと聞きます。

ヒトツバタゴ近
 長い花弁の花の集まり

 この集落は漁業で生計を立てており、特に海栗島周辺で取れるウニは天下一品です。(大袈裟ではありません)



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| 対馬 | 23:33 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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対州そば 

 日本のそばは、縄文時代後期に朝鮮半島から伝わったといわれます。対馬では「木庭作」(こばさく)と呼ばれる焼畑で栽培されていました。
 木庭作では、焼き払ってできた農地に麦を植え、次にそばを植え、土地の養分が少なくなった3番目の作物はサツマイモ(孝行芋 コウコイモ)だったそうです。
 農地が少なく食料に乏しかった対馬では、いづれも貴重な食料だったようです。
 対馬のそば(対州そば)は原種に近く、小粒で風味が強い独特の味わいは、高く評価されています。

 10月末から11月上旬ごろ収穫されますが、9月の開花時期には一面真っ白になったそば畑が島のいたるところで見られますが、この写真ほどの広さのそば畑は見たことがありません。

対馬市美津島の対州そば畑
  一面真っ白の対州そば畑

| 対馬 | 17:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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夕焼けと韓国、韓国はそこ!!

対馬では、9月から10月にかけて、韓国がよく見える時期になります。
この日は、昼過ぎから空気が澄んでいて、韓国がよく見えていました。
夕方になり、いつもの鰐浦に行くと夕日に映える韓国でした。

夕焼けの韓国
夕日に映える韓国の山々

韓国プサンの夜景や昼間の稜線はよく見ましたが、夕焼けと韓国の取り合わせは、なかなか見られるものではありません。
ここはプサンよりやや西よりの地域だと思います。

| 対馬 | 22:28 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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