fc2ブログ

ながさきの森林(もり)

--------------------------------------------------森林、長崎、対馬、興味深い出来事、ヘェ~な話

| PAGE-SELECT |

>> EDIT

対馬ひのきを世に出す(3)・・・dango ダンゴ

《画像は全てクリックで拡大できます》

「対馬ひのきデザインコンペ」参加作品から

ヒノキでできたこの椅子の作品名は「ダンゴ」です。   なぜダンゴか?

ダンゴ

ダンゴ虫です。

身体にフィットして、とても座り心地に良い椅子で、この対馬ひのきデザインコンペの作品で一番気に入っています。


DSCF2671.jpg

トップの写真では、ひのきの色が白っぽいですが、実際はこの写真のように赤みを帯びています。

DSCF2672.jpg

下の作者のイメージでは座面の部材が薄いのですが、強度を確保するために試作品は厚くしています。
また、座り心地を良くするために、部材の間隔を狭めています。
部材のカーブは曲げたものではありません。無垢材から一本一本削り出してカーブを出しています。
これが職人技というものですね。

DSCF2181.jpg


↓ブログ・ランキングに参加しています。
↓よろしければクリックを↓お願いします。

にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 長崎県情報へ
釜山から私たちも応援しています!
にほんブログ村
スポンサーサイト



| 対馬ひのき | 05:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

対馬ひのきを世に出す(2)・・・対馬ひのきプロジェクト

《画像は全てクリックで拡大できます》

「対馬ひのきデザインコンペ」参加作品から

これは何でしょうか?
013.jpg
ベンチです。  作品名:「LINK-AGE」リンケージ

アクリル板とヒノキ丸太のスライス板を交互に張り合わせたものです。
このベンチに座ると木の丸太に座っている気分になれるというわけです。

DSCF2667.jpg

角度を変えて見ると、こんな感じです。
透明なアクリルの中に、丸太が横たわっているように見えるでしょう?

この試作品を作るのには、大変な苦労がありました。
丸太を均一に正確にスライスすること。硬いアクリルとそれより柔らかい木の円盤を歪み無く連結させること、などなど。
もっとも大きな問題点は、アクリル板が高価であったことです。
原寸大で試作すると、製作費に100万円以上掛かるのです。・・・・・・・・・・

DSCF2662.jpg

そこで、2分の1のサイズで作ったのです。
アクリル板の容積は8分の1ですんだということです。
上の写真でお分かりでしょうが、幼児用のベンチといったところ。
これでもずいぶん重かったですから、原寸大では人手で移動が困難な重さになっていたと思います。


このコンペティションは、国内のデザイナーから結構注目され、応募点数731点に上りました。
そのうち海外からも、アメリカ、イタリア、イギリス、スエーデンの順に32点の応募があり、国内からは流石に東京都が一番多かったですね。


対馬ヒノキロゴT
これは、「対馬ひのきプロジェクト」を象徴するメイン・ロゴ。
左の図柄は、対馬島の北に国境があり、頭文字「T」を表現しています。


↓ブログ・ランキングに参加しています。
↓よろしければクリックを↓お願いします。

にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 長崎県情報へ
釜山から私たちも応援しています!
にほんブログ村

| 対馬ひのき | 00:00 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

対馬ひのきを世に出す(1)・・・対馬ひのきプロジェクト

《画像は全てクリックで拡大できます》

これは一体何でしょう。

005-2.jpg
「スツール」です。作品名は「polpo」
ヒノキで作ったスツールです。
「脚」が人の「足」のようで、ユニークというかチョット怖いですが、全体のフォルムは流れるようなラインで芸術性は高いと思います。

005.jpg

この作品、2003年(少々古くてすみません)に対馬で開催した「対馬ひのきデザイン・コンペ」の応募作品の1つです。

DSCF2070.jpg

上のような図案で応募されたデザインを、対馬ひのきを使って家具職人が試作しました。
実用化のため人が座っても大丈夫なように、少々改良を加えています。



島の面積の90%を森林が占める「対馬」には、良質なヒノキがたくさんあるのですが、九州本土から100km以上離れた離島であることや、過疎化が進みヒノキは充分利用されないのです。

そこで、対馬ひのきの利用を図るため、建築以外の多様な用途も開発し販路を開拓する必要があるということで、対馬森林組合・民間企業・行政が連携して、主素材を対馬ひのきに限定した椅子・テーブル・家具・内装材等のデザインコンペティションを開催しました。

さらに、入賞作品を東京ビッグサイトで毎年開かれる「東京国際家具見本市」に出展するという一連のプロジェクトを通じて、対馬ひのきの良さを全国にアピールしようという取組みを行いました。

事業のコンセプト
 対馬ひのきデザインコンペティションを開催し、6つのテーマで対馬ひのきを主素材としたテーブル・椅子・収納家具・内装建材等のデザインをデザイナー、デザインスクール、大学等に一般募集。国内の著名なデザイナーの審査により、入選作品25点を選考する。
 入選作品25点を試作し、2003年11月に東京ビッグサイトで開催される「2003東京国際家具見本市」に出展。家具メーカー、卸・小売販売店等に紹介し商品化と販路の拡大を図る。
 見本市の展示ブースは対馬をアピールするものとし、対馬全体としてのイメージアップを図る。


《画像は全てクリックで拡大できます》
以下、募集チラシ
募集チラシ350-01


         募集チラシ350-02-vert

最優秀賞「対馬賞」50万円を取って、東京ビッグサイトへ行こう!!
DSCF2837.jpg

コンペの作品やプロジェクトの様子を順次アップいたします。


↓ブログ・ランキングに参加しています。
↓よろしければクリックを↓お願いします。

にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 長崎県情報へ
釜山から私たちも応援しています!
にほんブログ村

| 対馬ひのき | 16:38 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |